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ドラマチックカメラ

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2008年 11月 06日

ドラカメ修理工房特別編 リコーフレックスⅦの使い方

今日はちょっと特別編です。

リコーフレックスの使い方を教えて下さいという、お問い合わせをいただきましたので、使い方を簡単にまとめてみました。

かなり製造台数が多いカメラですが、製造からかなり年数がたっているため、そのままでは使用不可能なことが多いカメラです。
幸いシンプルな構造のため、オーバーホールしてあげればまだまだ使えますので、カメラ屋さんの片隅に眠っているのを発見したら、動作確認をしてみて下さい。

このモデルのトラブルの特徴として、

・ヘリコイドグリスの硬化による、ピントリングの固着
・シャッターの羽油の症状による粘り

などが挙げられます。

まず間違いなくこれらの症状が出ていると思いますが、ドラカメならば間違いなくGETしてきます(笑)

RICOHFLEXⅦの使い方

フィルムの準備

ドラカメ修理工房特別編 リコーフレックスⅦの使い方_d0107372_17524237.jpg

リコーフレックスⅦです。
デザインがかわいいカメラですが、れっきとした中判カメラですので、フィルムは120(ブロニー)を使用します。
6×6の正方形のフォーマットで、12枚撮りです。

フィルムの入れ方

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ドラカメ修理工房特別編 リコーフレックスⅦの使い方_d0107372_17565724.jpg


まず底部のレバーを解除し、とめ具を引っ張ると裏蓋が開きます。

次に巻き上げノブを引っ張って中枠を取り出します。

ドラカメ修理工房特別編 リコーフレックスⅦの使い方_d0107372_17592545.jpg


ドラカメ修理工房特別編 リコーフレックスⅦの使い方_d0107372_1801069.jpg


ドラカメ修理工房特別編 リコーフレックスⅦの使い方_d0107372_1803288.jpg


底部側にフィルム、巻き上げノブ側に空スプールをセットします。

次に中枠をボディ内に戻します。

巻き上げ軸にフィルム先端を入れ少し巻き上げ、裏蓋を閉じます。

ドラカメ修理工房特別編 リコーフレックスⅦの使い方_d0107372_1831859.jpg


裏蓋中央の赤窓のシャッターを開き、一枚目の表示が出たらフィルムのセットは完了です。

巻き上げ時に、この赤窓に直射日光が当たらないように注意してください。

巻き上げるとき意外は、シャッターを閉じておきましょう。

2枚目ももちろん同じ要領です。

撮影法

ピントフード
ドラカメ修理工房特別編 リコーフレックスⅦの使い方_d0107372_1874541.jpg


面白い被写体を見つけたら、ピントフードを起こします。

ご存知の方も多いとおもいますが、左右逆像の不思議な世界です。
ここは慣れが必要かも知れません(笑)

上から覗くお辞儀スタイルは、ポートレートを撮るとき、相手に威圧感を与えずに済みます。

絞り
ドラカメ修理工房特別編 リコーフレックスⅦの使い方_d0107372_18115610.jpg


絞りはここで合わせます。

シャッター速度

ドラカメ修理工房特別編 リコーフレックスⅦの使い方_d0107372_18124758.jpg


シャッター速度はここで合わせます。

ピントを合わせてシャッター

ドラカメ修理工房特別編 リコーフレックスⅦの使い方_d0107372_18142770.jpg


を回してピントを合わせます。

シャッターレバーを方向に持ち上げシャッターをチャージします。

シャッターチャンスが来たら、方向にシャッターを切ります。

このシャッターチャージの方法を知らずに、シャッターが切れず、壊れていると判断され捨てられることも多いようです。


以上、ドラカメ修理工房特別編でした^^

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by dramatic_camera | 2008-11-06 18:23 | クラシックカメラ


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