2008年 11月 06日
今日はちょっと特別編です。 リコーフレックスの使い方を教えて下さいという、お問い合わせをいただきましたので、使い方を簡単にまとめてみました。 かなり製造台数が多いカメラですが、製造からかなり年数がたっているため、そのままでは使用不可能なことが多いカメラです。 幸いシンプルな構造のため、オーバーホールしてあげればまだまだ使えますので、カメラ屋さんの片隅に眠っているのを発見したら、動作確認をしてみて下さい。 このモデルのトラブルの特徴として、 ・ヘリコイドグリスの硬化による、ピントリングの固着 ・シャッターの羽油の症状による粘り などが挙げられます。 まず間違いなくこれらの症状が出ていると思いますが、ドラカメならば間違いなくGETしてきます(笑) RICOHFLEXⅦの使い方 フィルムの準備 リコーフレックスⅦです。 デザインがかわいいカメラですが、れっきとした中判カメラですので、フィルムは120(ブロニー)を使用します。 6×6の正方形のフォーマットで、12枚撮りです。 フィルムの入れ方 まず底部のレバーを解除し、とめ具を引っ張ると裏蓋が開きます。 次に巻き上げノブを引っ張って中枠を取り出します。 底部側にフィルム、巻き上げノブ側に空スプールをセットします。 次に中枠をボディ内に戻します。 巻き上げ軸にフィルム先端を入れ少し巻き上げ、裏蓋を閉じます。 裏蓋中央の赤窓のシャッターを開き、一枚目の表示が出たらフィルムのセットは完了です。 巻き上げ時に、この赤窓に直射日光が当たらないように注意してください。 巻き上げるとき意外は、シャッターを閉じておきましょう。 2枚目ももちろん同じ要領です。 撮影法 ピントフード 面白い被写体を見つけたら、ピントフードを起こします。 ご存知の方も多いとおもいますが、左右逆像の不思議な世界です。 ここは慣れが必要かも知れません(笑) 上から覗くお辞儀スタイルは、ポートレートを撮るとき、相手に威圧感を与えずに済みます。 絞り 絞りはここで合わせます。 シャッター速度 シャッター速度はここで合わせます。 ピントを合わせてシャッター ←を回してピントを合わせます。 シャッターレバーを↑方向に持ち上げシャッターをチャージします。 シャッターチャンスが来たら、↓方向にシャッターを切ります。 このシャッターチャージの方法を知らずに、シャッターが切れず、壊れていると判断され捨てられることも多いようです。 以上、ドラカメ修理工房特別編でした^^ ←ポチッとお願いします。
by dramatic_camera
| 2008-11-06 18:23
| クラシックカメラ
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